新型コロナウイルスワクチンについて

 

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新型コロナウイルスワクチン接種

5歳から11歳の新型コロナウイルスワクチンについて
 
 
まず、5歳から11歳の新型コロナウイルスワクチンに対する私の見解を述べさせていただきます。
 
現在流行している新型コロナウイルスですが、これは「新型」のコロナウイルスです。 それでは、「新型」ではないコロナウイルスとは何でしょうか?
 
コロナウイルスは種類がいくつもありますが、その中で4種類のコロナウイルスは以前から「風邪」の原因のウイルスとして常にあるようなものです。
みなさんがかかる「風邪」の1〜2割はコロナウイルスによるものです。 多い時だと3〜4割がコロナウイルスが原因となっています。
しかし、ほとんどの場合は軽い風邪で終わっています。 多くの人は子どもの頃から何回もコロナウイルスに感染し、免疫もできてくるため、大人になって再度感染を繰り返す中でも重症化はほとんどしません。
 
しかし、はしか(麻疹)やおたふくかぜ、水ぼうそうなども同様ですが、大きくなってから初めてかかると重症化することが多くなります。
 
現在流行っている新型コロナウイルスは、みなさんが初めて感染するウイルスのため、子どもと比べると、大人の方は重症化しやすくなります。
 
今までもたくさんの子どもたちが新型コロナウイルスに感染していますが、重症化する子どもは大人と比べると非常に少なく、オミクロン株になって子どもの流行が多くなりましたが、それでも重症化は少ない状態が続いています。
 
今後、新型コロナウイルスが「新型」ではなくなり、今までのコロナウイルスと変わらない状態になる日が来ると私は考えております。
 
それまでに、多くの子どもたちは感染を繰り返し、免疫を獲得することで、大きくなってから再度感染しても重症化することは稀になると思います。
 
最近になって、少しは信頼性のある子どもへのワクチンのデータも出てきましたが、まだまだ少ないです。
その中で、5歳から11歳の子どもたちが積極的に接種するメリットは、少ないと私は考えております。
 
皆様も御存知のように、私は、予防接種を推奨することが多く、道内では当院でしか接種できないワクチンもあり、ワクチンの治験も多数行ってきております。
子宮頚癌ワクチンに関しても、この数年、当院では数百名の方が多くの国で使用されてきた輸入ワクチンで接種しています。
それは、ワクチンがあれば助かった命、ワクチンがあれば後遺症を残さなかった病気の子どもたちをたくさん診てきたからです。
現在、私が推奨している予防接種は、接種するメリットとデメリットを比較すると、圧倒的にメリットが大きいものばかりです。
 
しかし、現在、多数の小児科関連学会からは子どもへのワクチンの推奨が出ていますが、私自身は、他のワクチンと同様のメリットがあるとは考えていません。
ただ、高校生以上に関しては、成人とほぼ一緒と考えております。
子どもは軽症でも、親が入院してしまうケースはとても多いです。
そのため、高校生(中学生)以上の方は、積極的にワクチンを接種することを推奨します。
一方で、5歳から11歳の子どもに関しては、 以下に記載する重症化リスクがある場合、又は、同居家族の方が感染した場合にリスクが非常に高いような場合のみ、ワクチンを推奨しますが、それ以外の子どもに関しては、現状では積極的に接種を推奨はしていません。(これは日本小児科学会などの見解とは異なり、私個人の見解です)
 
 
 
・当院では 上記基礎疾患に該当する場合、及び、同居家族の方が感染した場合にリスクが非常に高いような5歳から11歳の子どもへのワクチンを以下のスケジュールで接種致します。(当院で現在まで予防接種を受けたことがある方とさせて頂きます)
 
・御予約は、3月16日水曜日午後14時からお電話にて開始致します。
 
・1回目3月28日(月)→2回目4月18日(月)
・1回目3月29日(火)→2回目4月19日(火)
・1回目3月30日(水)→2回目4月20日(水)
 
・時間:9:15~,9:45~,10:15~,10:45~,11:15~, 14:14~,14:45~15:15~,15:45~,16:15~
(前後2週間で他のワクチン接種はできません、御予約時間の15分前に来院をお願い致します)
 
・持ち物
接種券が入っている封筒をそのままお持ちください。(予診票は予め御記入をお願い致します)
保険証(受給者証)、母子手帳